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硝酸性窒素汚染水の固体触媒による超高速浄化システム
硝酸性窒素を含む水は乳幼児に対しメトヘモグロビン血症を引き起こす可能性が高く、欧米では死亡例が報告されており、その他発ガン性や糖尿病の問題等も指摘されています。
汚染の主原因としては、化学肥料や家畜糞尿の農地への過剰投入、生活排水の不適正処理等であると推定され、土壌や作物が吸収、利用し切れない部分が蓄積、地下浸透し地下水脈に流れ込み、長期間を経て顕在化した可能性が高いとされています。近年全国的に緊急かつ重要な課題としてクローズアップされています。
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硝酸性窒素の除去技術としては現在、生物学的脱窒素法や電気透析法、逆浸透圧法等がありますが、それぞれメンテナンスが煩雑である、高コストであるといった問題があり、低コストな硝酸性窒素除去技術が待望されています。
一方、北海道大学大学院地球環境科学研究院・奥原教授研究室では、これまで数年にわたり、安価な卑金属を用いた新規触媒の開発に取り組み、Cu-Pdクラスター触媒、微粒子金属触媒、撥水化処理したCu-Pd/AC触媒等を用いて、硝酸性窒素の高選択的除去、および高速除去に成功しました。
HUENSでは、財団法人北海道科学技術総合振興センターの「重点的研究開発支援事業」において、奥原教授研究室と共同で研究に取り組み、H16,H17の2ヵ年にわたる実証試験により、実用化レベルの技術としての知見を得ました。

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