家庭料理は、作る人によって、味わい深くなるものです。
それは、もちろん単に料理が上手な人だから、という場合もあるでしょう。
でもそれだけではなく、食べてくれる人の事を考え、おいしいものを食べてもらいたいと思う気持ちが、旨味を引き出し、より味わい深い、おいしい料理になるのではないかと思います。
おいしくて、家族の健康を考えた料理。
嫌いなものがあれば、それを細かく刻んでわからなくしたり、大好きなものを多く出してみたり。また、体調が悪ければそれに合わせた献立にする。
そんな工夫がなされ、家族の事を考えた料理。
いつまでも健康でいてほしいと願う気持ちが、大切なのです。

仕事も同じです。
それぞれのお客様が必要とされるものをご提供していかなければなりません。
料理に例えれば、お肉が好きなのか、野菜は食べられるのか、一番好きなものは何か。どうしても必要な野菜は、どうやって取り入れていくのか。
充分に相手の事を理解してから最高の料理をもてなす事ができたなら、これは素敵な事です。
そのためにも、まずはいろいろと情報を入手し、その人にあったものをご提案できるように考える事が大切です。

そして、忘れてならない事は、自分が作ることによる旨味。
この旨味をだす事ができなければ、誰が作っても同じです。
私たちは、自分なりの旨味をだせるよう、日々努力し続ける事が大切ではないのでしょうか。

カテゴリ

今週のヒューエンス

更新日

2008-05-07

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