大切ないただきもの
「食べ物を粗末にしてはいけない」という考えは、日本人特有の考え方なのかもしれません。
食べ物は、自然からいただいた大切な恵みであり、それを無駄にしてはいけないという教えだと思います。
今の時代、私達の生活レベルは上がり、よりおいしいもの、そして食べたい物を食べたい時にお取り寄せする事も可能となりました。
食べられることが当たり前になりすぎて、食べる事に対して、いただいているという事についての感謝の気持ちを忘れがちになっているような気がします。
一昔前なら、誰も賞味期限などにそれほど意識を向けていなかった気がします。
もちろん、賞味期限などを偽って販売する事は、絶対にしてはいけない問題です。
食の安全のため、自らの身を守るためにも大切な指標である事は間違いありません。
しかし、食べ物はすべて命あるものであり、その命をいただく事に対しての感謝の気持ちを忘れてはいけません。
そのためにも、自分が本当に食べたい物をきちんと見極めて手に入れる事が大切です。
食べられない程の量を無理して食べる必要はなく、その前に、食べられる物を食べられる分だけ用意する事が大事であり、労力をかけて手に入れたものが、結果的にゴミを増やす事にもなる事は、決していいことではありません。
食も人生の中で大切な楽しみの一つであり、その楽しみを我慢する必要はありません。
時と場所を選び、必要な時に必要な分だけ手に入れる事が大切なんだと思います。
その心掛けは、昔も今もずっと同じなのではないでしょうか。
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