牛乳プリンの思い出
久しぶりに実家に向かう道すがら、道路の脇に広がる畑を眺めながら、故郷の事を考えた。
私の生まれ育った町は人口7000人程度の小さな町。通っていた小学校は全校生徒40人にも満たない小さな小さな所だった。登下校はいつも一人で、見える風景は、何処までも広がる畑と幼馴染の家で飼われている牛達くらいだった。
学校帰り、よくその幼馴染の家に遊びに行った。遊び場は牛舎やサイロで、自分より大きな牛達の間を駆け回り、刈り取った牧草の中でかくれんぼをしたり、時にはサイロの中で生まれた子猫を育ててみたりした。
帰る時には、一升瓶に詰められた絞りたての牛乳をもらった。そして何より忘れられないのはおばさん特製の牛乳プリン。絞りたての牛乳を使って作ったこのプリンのおいしさは今も忘れられない。今までいろんなプリンを食べてきたが、これ以上おいしい牛乳プリンには未だ出会っていない。おばさん、あの牛乳プリンまた作っていただけませんか……。酪農業の奥様達、ぜひお子さんにお手製プリンを作ってあげてください。ホントにおいしくて子供たちには忘れられないおやつになると思います。お母さんの牛乳プリン……。
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