生きている場所
昨年より1週間ほど遅れた今月8日、帯広でもやっと桜の開花宣言が発表されました。
道端の桜も程良く開花し始め、ピンクの花びらが、どんよりとした空に色を添えてくれています。
開花宣言の時期は、恒例の春の散策・山菜取りの時期でもあります。
この地で暮らしているからこそできる、贅沢の一つを大いに味わう事ができる季節です。
この日曜日、あいにくの雨模様ではありましたが、何故だか濡れる事に抵抗を感じませんでした。
逆にどこか心地よくさえ感じられたのは、これからおきる事への期待感が上回っていたからかもしれません。
目的地に着くと、そこには、鹿やキツネの足跡だらけで、人間のものらしき足跡が一つもありません。当たり前の事かもしれませんが、ここが彼らの領域である事を思い知らされます。
街中では作られた音ばかりが耳から入ってきて、見える範囲も狭くなりがちです。
でもここで耳を澄ませば、聞こえてくるのは透き通った小川のせせらぎ、木の葉が風に揺れる音、そして響き渡る鳥のさえずりです。
自然界で生きているという事を強く感じる瞬間でもありました。
自然界では、生き残る能力があるものが、生き残っていきます。
当然人間も例外ではなく、その能力を高め、進化し続けなければ、生き残っていけないのではないでしょうか。
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