初めて入ったお店のカウンター席で、十勝の美味しい味について学ぶ機会がありました。
　そこでは定期的に十勝の食材をテーマに取り上げて、その食材について新しいメニューを提供しているそうです。そのお店のメニューから、十勝でマッシュルームを作っているということを初めて知り驚いた私に、マスターは、今では世界で唯一となってしまったばんえい競馬の寝わらを堆肥化して栽培に利用し、マッシュルームの収穫が終わった後の苗床は、ばん馬の餌となる野菜や穀物を育てる畑へ肥料として撒くのだという話をしてくれました。もともとは廃棄処分されていた寝わらを出発点として、不要なものを出さない仕組みが考えられ、その恩恵として私たちの食卓には美味しい食材が届けられるというのは、とても理想的なことです。
　循環型社会や地産地消といったシステムの重要性が取り上げられて久しい今日、こんな身近なところに成功例があったとは、と、新ためて十勝の良さを学んだ一コマでした。

カテゴリ

今週のヒューエンス

更新日

2011-02-14

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