登山、登山!
5月の終わりから6月半ばにかけて、登山の季節がはじまります。
今年3月に入社した彼女は、今週末登山に挑戦。
何故山に登るのか、それは「高山植物がみたいから」と彼女は言います。
なるほど、今回彼女が登ったのは「アポイ岳」。ここでしか咲かない高山植物が多く、初心者でも比較的登りやすい山として親しまれています。
「あなたはこれから日本一厳しい保護区に足を踏み入れます」
アポイ岳の開花情報とともに、登山口のインフォメーションボードにこの一文があります。
この山でしか見ることができない貴重な山花たちが、心ない人達によってどんどん消えているため、このような標記が必要になったのでしょう。
標高810.6メートルと、そう高くはないこの山ですが、5合目あたりから登りがきつくなり、ただただ疲れを膨張させます。ちょっと登っては一休み、もう少し登っては一休み。自分たちのペースで、風景を楽しみながら、目的のお花畑へ向かいます。
到着時間は12時前後。当然おなかもすいてきます。
目的地にたどり着いた満足感と、心地よい空腹感。
美味しい空気の下、自分で作ったお弁当を頬張る彼女の笑みが浮かんでくるようです。
下山後は、麓の温泉でリラックス。疲れた体には温泉が最高ですね。
登山とは、かなり過酷なスポーツです。日本だけでなく、世界の山々の頂上を目指したりすると、命をかけることにもなります。
不思議なもので、同じ山を登山している者達は、自然に会話をかわしたり、道すがら挨拶をするのが当たり前に行われます。同じ山に登り、同じ風景を楽しむ。目的が同じであるため、共感するのでしょうか。
北海道にはこのように、保護されなければ守れない自然がたくさんあります。
そこでしか咲くことができないから、美しいのであり、人々を感動させてくれることができるのだと思います。
誰のためではなく、未来のために、この大いなる自然を大切にしていきたいですね。
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