久しぶりのまとまった雨の後、カタツムリが何匹かコンクリートブロックに張り付いているのを見つけました。顔を出しているのを見たのは、今年初めてかもしれません。「君はここよりもあっちの方が似合う」と、まだ花は咲いていませんが、雨粒をまとったアジサイの葉っぱにポンと乗せて写真を一枚。当の本人は、こんなところに連れてこられてやれやれ、といった風情で、ゆ〜っくりとあたりを見回していましたが、やがて、細い幹をつたって、地面へ降りていきました。
　でも、よく思い返してみると、このアジサイにカタツムリが乗っているのを、見た記憶があまりありません。そもそもアジサイの葉には毒があると言いますから、もしかしたら餌になるわけではないのかもしれない、と思い調べてみると、案の定、彼らがアジサイを好んで食べるということはないようなのです。それよりも気になったのは、殻の原料になるカルシウムを、コンクリートから補給することがある、との記述。なんと！では、最初にコンクリートブロックに張り付いていたのは、たまたまそこが通り道だった訳ではなく、大事な栄養素の補給中だったということでしょうか。
　勝手な思い込みで食事の時間を邪魔してしまったのですから、全く申し訳ないことをしたと大反省です。カタツムリは、アジサイよりもコンクリート！！写真向きでないのは残念ですが、しっかり頭に叩き込みました。

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今週のヒューエンス

更新日

2021-06-21

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