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はじめまして!

 この季節、サラブレッドのふるさととして知られる日高地方へ足を踏み入れると、親子の姿を見ることができます。柵に囲われた牧草地に、一組から数組ずつの親子が、広い緑の大地を贅沢に従えている景色は、乳牛たちの放牧地とはまた違った趣で、それでもやはり、北海道ならではのものだと感じ入ります。
 出産という大役を果たしたばかりの母馬は、もっぱら、牧草を食むことに力を注いでいる様子です。そこに、子馬が寄り添います。同じ毛色をして見るからに親子と分かる組み合わせもいれば、真黒な母と栗毛の子という組み合わせも見られます。少し前までは、母親にぴったりと身を寄せて警戒心の塊のようだった子馬も、気温が緩んでくる頃になると、足を投げ出し、ごろんと横になって居眠りしてみたり、ずいぶんとこの世界に慣れました。
 主要道路を外れた細い道に入ると、彼らとの距離もずっと近くなります。元気に走る子馬を見つけて車を止めると、すぐ前まで来てくれました。はじめまして!そんな気持ちで目を合わせると、今度は柵の中を大きくぐるりと駆けてくれました。お母さんの体に比べるとずっと華奢なのに、走る蹄の音は、もうすっかり競走馬のそれになっています。カッカッカッ!と小気味良い音を立てて、本当に気持ちよさそうに、そしてあっという間に目の前を駆け抜けていきます。ふた回りほどしてスピードを緩め、再び前にやってきました。「私の走り、どう?」得意そうな顔をしています。いつか、彼女の活躍する姿を見る日がくるのでしょう。そのおでこの白い模様が名札代わりかな?しっかり覚えておかないと!
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今週のヒューエンス
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