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シュールなやりとり

 通勤路の川には、渡り鳥の姿が増えました。北帰行が始まっているようです。
 さて、ある日の社内の会話。
「ここはイチグン、ニグンが多いと思います。」
「一軍?二軍??」
私の顔に浮かんだハテナを感じ取った社員は
「Ⅰ群は排水の負荷が非常に高い時の生物相、Ⅱ群はまだ負荷が高い時の生物相のことです。」
と、すかさず説明を足してくれました。排水処理施設の処理状況を確認するために行っている、微生物観察について話していた中でのことでした。
 排水処理に関わる小さな微生物の話は、多くの方にとっては、生涯出会う場面がないかもしれません。実は水をきれいにしてくれる、私たちにとって大事なパートナーでもあるのですが、多くは学名に由来するカタカナ名をもっていて、和名と違い、名前から連想できる情報をほとんど持ち合わせない横書きの名前が苦手な私にとって、覚えるハードルが高い相手でもあるのです。生物観察に長けた他の社員たちに、試しに好きな微生物の名前を挙げてもらいました。
「ボルティセラ」
「ペラネマ」
「コルレラ」と「ロタリア」
う~ん・・・、やはりまだまだ修行が必要そうです。ちなみに、微生物たちについて語る社員たちの会話は
「静止画になった途端、見つけにくいです。」
「ミジンコと目が合いました。」
「新種の微生物を沢山見ていると思います。」
などなど。ふむふむとうなずきながらも、外から聞いたら随分とシュールなやりとりだと、別の意味でも感心してしまうのです。でも、こんな小さな生き物に対してもみんな結構真っ直ぐ向き合っていて愛情もあり、だからこそ、その会話が面白いと思えるかもしれません。当社にとっては、味方でいてもらわないといけない存在でもありますから、私もそろそろちゃんと名前を覚えなくては!
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