雪が積もった日の朝は、とても寝心地がよいと感じます。 　古来、人間がまだ野生動物だった頃の名残で、天気の悪い日は体が休まるようになっているのだろう、というのが私の持論ですが、雪の日は特に眠りが深いのです。普段聞こえる車の走る音や遠くから響いてくる消防車の音などは、ふかふかに積もった雪に吸収されて、夜中シンと静まり返っています。そして、積もった雪が断熱材の代わりになるのか、こういう日はいつもより少しだけ部屋の空気も暖かいのです。次の日が仕事だと眠たい体を起こすのに一苦労ですが、休みの日であればいつもよりゆっくり眠ることができます。もちろん、雪かきという重労働も待っていますが、自然の営みに合わせて体を休めることも贅沢な休日の過ごし方なのかもしれません。 　帯広は土曜から日曜の朝までに15cm程の雪が積もりました。そういえば、今日は暦の上では「大雪」です。動物達は冬眠に入る季節なのだそうです。