株式会社 ヒューエンス
HUENSは、水と空気をきれいにして、自然に戻す
環境浄化システムをご提供させていただく会社です。

 木の器

 私たちの周りには、いたるところにプラスチック製品が溢れています。軽くて成形が容易、色や形だけではなく耐久性も目的に合わせて変えることができる等々、プラスチック製品が多く使われている理由は容易に思いつくことができるでしょう。今日の産業技術の発展も、こうした石油化学製品の恩恵を多分に受けてのことだと言っても過言ではないかもしれません。
 そんな中、先日足を運んだお店で、十勝の木から作られた器たちに出会いました。白っぽいものからキャメル、ブラウンなど色も様々ですが、良く見ると木目の模様も木の種類によって個性があるようです。手に取ってみるとどれも程良い重さで、さらっと心地よく手になじみました。長く使い続けるには、オイルを塗ったり、適度に乾かしたりとメンテナンスが必要とのことでしたが、使い込むほどに他にはない風合いになり、きっと愛着も湧くのだろうな、と想像できました。やはり相手が生き物だからなのでしょうか、プラスチックのものからは得られない、一緒に変化しながら年を重ねられる楽しみがあるように感じました。
 家に帰ってインターネットで調べてみると、器は36種類の十勝の木から選ぶことができるそうです。そんなに沢山種類もあるのかと驚き、また自分に合った一生ものの器を、じっくり探してみたいなと感じました。


2011年10月31日