白く化粧を始めた日高の山々を毎朝眺めつつ、今シーズンの山めぐりもそろそろおしまいの時期かと、登り納めに、今年最初に登ったアポイ岳へ再び行ってきました。前回、雨雲に覆われて眺めることが出来なかった頂上からの景色を、どうしても見てみたかったのです。 　前日の天気予報では曇りで、今回もあまり期待できないかもと覚悟していましたが、登ってみれば汗をかくほどの晴天。透き通った青い海を遠くまで見渡すことができました。西に見える様似町の街の周辺では、オレンジに色付いた紅葉と緑の針葉樹がモザイク状に美しく、北に目を移せば綿帽子をかぶったような日高の山々も連なって見えました。賑やかな夏の花もいいけれど、静かな秋の景色もまた一段と趣深く、とても素敵な山納めでした。 　今年のカレンダーも残り２枚。ここからはいつもにも増して時間が矢のように飛んできます。山で少しは鍛えられたであろう持久力で、最後まで仕事もしっかり納めていきたいと思います。

2012年11月12日

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