節電の夏
しばらく曇りや雨降りの続いた6月も、最終週は好天に恵まれるようです。必然、気温もぐんぐん上がり、30℃近い夏日も予報されています。
先日、北海道でも夏期の電力需給増加に対応するため、計画停電の準備を進めるという発表がなされました。節電の目標は昨年度比較で7%減。この数字を厳しいと見るか、簡単なものだと見るかは、置かれた状況で違ってくるかもしれませんが、これからの生活を根本から見直すきっかけになることだけは確かです。
照明、空調、電車などなど、電気の恩恵は日常で意識することがない様なところまで多岐に渡っています。しかし、明るさであれば太陽の光から、涼しさであれば木陰や吹く風からも得ることができます。これらは私達がほしいときにほしいだけ受けられるものとは限りませんが、太陽が出たら活動し、暗くなったら体を休める。自然のリズムに私達が合わせるだけでも、節電へつながるはずです。
便利なものを手放すことはとても難しいことです。しかし、これをきっかけに、本当に必要なもの大切なものと、そうではないものが見えてくるような気がします。多くの人が考えて行動するであろう今年の夏は、日本にとって意味のある年になるのではないでしょうか。
2012年6月25日
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