寒がり
猛暑の年は暖冬になる、そんな夏の終わりの予報とは裏腹に、先週はマイナス10度を下回る寒い日が続きました。
毎朝のように、川沿いの木々は樹氷で覆われ、真っ白な枝がキラキラと輝いていました。朝日とともに現れ、日が高くなるに従って姿を消してゆく光と氷の造形は、いつも見慣れた風景を一変させてしまうほど美しく、電球で飾られたツリーよりずっと感動的な世界です。
ただ、その景色に足を止めて見とれようものなら、文字通り身を切るような寒さで、あっという間に手足がぴりぴりと痛みはじめます。先日、撮りためた写真を整理していたときに、夏の緑の写真の数に比べると、冬の白い写真はとても少ないことに気付きました。そう、美しい世界はどこまでも広がっているけれども、寒さに負けて撮り逃している写真が沢山あるということなのです。
日本で一番寒さの厳しい北海道には、ここでしか見ることのできない冬の景色が沢山あるはずです。寒がりに甘んじていては勿体無い、この冬はもう少し防寒着を厚くして、もっともっと北海道らしい風景をつかまえにいこう。一足先に2013年に向けた目標をひとつ決めました。
2012年12月17日
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