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芋掘りギャップ

 「芋掘り」と聞いて、頭に浮かぶ“芋”は何でしょうか?もしかしたら、その答えによって道産子かどうかが、わかるかもしれません。
 社員へのサンプリング調査の結果、本州出身の社員は「さつまいも」と答え、道産子の社員は「じゃがいも」と答えました。想像した通りの結果でした。もちろん、道産子でもさつまいもの芋掘りも浮かんでくるものの、自分がやったことがあるのはじゃがいもだけと答えた社員もいますし、本州出身でも、昔はさつまいもだったけれど、今はじゃがいもを思い浮かべる、という社員もいます。中には、「山芋もあるな~」などと付け加える社員もいました。「長いも」ではないところにもまた、小さな地域ギャップか隠れていそうです。
 晴れの続いた先週の終わりに、初めて育てた3株のインカのめざめの、芋掘りをしました。メークイン大から小指の先大まで、大きさばらばらの芋たちが収穫されました。早速、お味噌汁に入れて食べてみます。皮をむいて黄色の強い身に包丁を入れると、メリメリッと音がします。そのかたさも色も切り口も、じゃがいもというよりさつまいものそれによく似ています。最初に味わう方法として、味噌汁が最適だったかどうかはさておいても、ほくほくとした食感と栗のような甘みはしっかり残っていて、少し驚きでした。
 栗やさつまいものような甘さ、と表現されることもあるじゃがいものインカのめざめの芋掘りは、大きな芋がごろごろという訳ではありませんでしたが、食感や甘さという点では、北海道と本州との芋掘りギャップをひそかに埋めているかもしれません。次は焼き芋をして検証してみなければ、と思っています。
(写真は6月下旬に咲いたインカのめざめの花です。)


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