重さを利用して
日の出が早くなりました。日の入りもずっとゆっくりになりました。峠に降る雪も、ホワイトアウト一歩手前でも、怖いと感じる気持ちが薄らいでいる気がします。白く舞う雪の奥に、青空が透けて見えています。気が付けば、すぐそこに3月です。
啓蟄も近づいてきたからでしょうか。いろいろと始めたい気持ちも、むくむくと動き始めている気がします。それと同時に、冬の間にいろいろと蓄えた体は何だか重いような・・・と、できれば気づきたくなかったことも自覚してしまいます。数字の0と1との差は、1と2との差とは全く違った意味をもちます。止まった状態の物を動かすには、大きなエネルギーが必要になります。動き始める時が一番大変だというのは、自然の摂理なのでしょうか。
春に感じる重さは、もう何かが始まっている証なのかもしれません。今はゆっくりでも、重い方が後からスピードは上がるのです。ならば、この重さを利用して、楽しまない手はありません。
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