地球の向こう
午後3時半、地上からは東の空にうっすらと地球影が見えていました。冬至が間近に迫ったこの頃は、午後3時を過ぎるともうすっかり夕方の太陽になってしまいます。広い大地を抜ける道路を走りながら、年の瀬が近づくと時間に追われるような気持ちになるのは、こんな日の入りの早さも関係しているのだろうと思っていました。でも、久しぶりに乗った飛行機の機体が離陸後の上昇角度から水平に安定する頃、再び西の地平線へ沈もうとしている太陽が見えてきました。進路をやや西に向けた機体は、その後もしばらくの間太陽を追いかけて、オレンジと青のグラデーションを見せてくれていました。
地球が丸いことなどは今では誰もが認めることですが、それを体感できることは、そんなに沢山あることではありません。高度を上げていけば、太陽の方向へひたすら進んでいけば、沈まぬ太陽を追いかけられるということはその一つなのだと改めて実感しながら、なんだか仕事でも同じようなことが言えるなとも思いました。目指すべきところを定めたら、高い目線からとらえること、目的や目標を見失わないよう方向を定めて進むことはとても大事です。そして仕事も地球と同じように球体なのかもしれません。仕事が動いているだけでは、目標がすぐに見えないところへ動いていってしまったり、仕事自体が思わぬ所へ転がっていってしまったりすることもあるからです。このことは忘れないようにしないといけないな、と改めて思いました。
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