降雪
今年の十勝は降雪が多く、帯広市内の降雪量は、すでに平均の2倍に当たる130?を超えています。
交差点付近ではどこも背丈を超える程の雪山ができ、視界がふさがれ、危険な状況が見受けられます。
車輪の滑りを気にするだけでなく、不意に雪山の陰から現れる車の存在にも十分注意が必要です。
しかし、この北海道に雪が降る事は当たり前であり、その量が増えたのであれば、私達はそれに対応していくしかありません。そして、天に与えられたこの雪をどう上手に生活に取り入れていくか、その知恵を身につけることが、大事なのかもしれません。
北海道の農家は、冬の間じゃがいもを土に埋めて保存する家が多くあります。
雪の中では、一定の温度(気温0度)と丁度よい湿度を保つことができ、じゃがいも自らが凍結を防ぐための自己保存機能が働いた結果、でんぷんが低温熟成され、糖化されるというしくみです。
最近では、甘みがあっておいしい越冬キャベツというものもあるそうです。
雪国ならではの生活の知恵の延長上に、おいしい作物ができるという事は、大変すばらしいことだと思います。
雪の力は偉大です。
私達人間は、その偉大な力の大切さを実感し、生きるために知恵を絞っていかなければいけないのです。
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