夏の変化
今日は処暑です。
ここ十勝も空には秋雲が浮かぶようになりましたが、一向に暑さが抜けません。十勝の夏と言えば、30度を越える気温でも湿度は低くカラっと、お盆の花火大会ともなればフリースが必需品となる程涼しくなるのが典型的でしたが、今年は大きく違っているようです。8月末になっても、夜になってもじとじととした蒸し暑さが残ったままで、クーラーに頼ってしまう日がずっと多くなりました。
夏の変化は天気だけには止まらず、本来、生息域の北限が西日本だったクマゼミが、南東北で確認されるなど、生き物達にも徐々に変化が現れているようです。この変化が今後も続くとなると、いずれ、十勝でもクマゼミを見かける日が来るのでしょうか。夏休みの子供達には嬉しいことかもしれませんが、新しい生き物が入ってくるということは、本来、生息していた生き物は別のところへ追いやられてしまう可能性があるということです。
何事も移ろい行くのが世の常ではありますが、短時間での大きな変化には、往々にして負の影響も伴っているように感じます。クーラー頼みの夏の生活も、見直さないといけないのかもしれません。
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