梨の木
暑く長かった今年の夏も、ようやく秋の気配を感じさせるようになりました。
寝苦しい日々も終わりをつげ、日々食欲の秋へと近づいています。
久しぶりに実家の庭にある梨の実を採りに帰りました。
しかし、見つかりません。
少なくとも、毎年目で見える範囲に何個かは発見できていたのですが、今年は目を凝らして探して、ようやく2個発見できた程度でした。
何故今年は実をつけなかったのか。
その理由は明らかでした。
今年は梨の木を世話する人がいなかったのです。
私が毎年この梨の実を楽しみにしている事を知り、人知れず陰ながらお世話してくれていた人が、今年はいませんでした。
当たり前においしい物が手に入っていたわけではないのです。
何気ない優しさを今頃感じ、当たり前に感じていた味を深くかみしめ、ふと秋を感じた一日でした。
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