景色
今日、10月4日は都市景観の日だそうです。
帯広は比較的新しい街で、他の北海道の街と同じように、道路が碁盤の目状に広がっています。このお陰で、街の中はとてもすっきりとした景観を保つことができますし、初めて帯広を訪れた方でも、住所の番地を頼りに容易に目的地に辿り着くこともできます。
しかし、一歩郊外に出てしまうと、事態は一変します。カーナビの指示通りに車を進めたところで、着いたのはどこまでも広がる畑のど真ん中、なんていう笑い話のような状況も稀ではありません。何しろランドマークがほとんど無くなる郊外では、碁盤の目が逆に場所の特徴を極端に減らしてしまい、初めての場所だと想像以上に目的地に着くのが難しいのです。しかし、しばらく途方に暮れつつも、ふと、日が傾いた西の空に目を移すと、日高の美しい山々が、ビルなどにさえぎられることもなく、ずっと見渡せることに気づきます。仕事に疲れていても、一瞬で忘れてしまうほどの景色に出会えるのは、十勝に住んでいる私たちの特権かなと思い、得した気分にもなるのです。
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