恵まれている事
日々ただ何となく生きていると、自分が生きている事、生かされている事を忘れがちになっていまいます。
今の生活が当たり前にあるような錯覚さえ覚え、いつの間にか、自分は自分の力だけで生きているように感じ、その他全てのものに対し、傲慢になってしまう事さえあります。
しかし、実際は、人は他のものを通してでしか、自分の存在を認識することはできず、また、生きる為に必要な食物は、大地からの恵みをいただいているのです。
今の時代、携帯電話一つで、世界中の情報を手にすることもできますし、知らない誰かとつながる事もできます。
お腹がすけば、我慢することはなく、24時間空いている店に買い物に出かける事も容易です。
確かに便利で、今の生活には欠かせない物になりつつありますが、本来の豊かさとは少し違う気がします。
十勝には、車を30分飛ばせば、時空を越えたように、時間の波が違う空間があります。
携帯も繋がりにくく、簡単に買い物にも行けないような場所がまだまだ沢山あるのです。
ここでは、雄大な大地を利用し、生活の糧である動物の飼育や、実りを与えてくれる畑があり、それらを通じ、私達が生かされているという事が、ありのままにそこに存在しています。
そういう環境が身近にあること。
大切な人がいて、ともに過ごす時間がある事、綺麗な空気がある事、野生の動物達がすぐそこに生息している事、澄んだ水が流れる川や、恵みを与えてくれる大地があること。
それだけでも十分当たり前なことでなく、とても恵まれている事だと、感じます。
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