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厄払い

1月"往く"、2月"逃げる"、3月"去る"とはいいますが、年が明けてからの時間の流れは本当に速いものです。
気がつけば節分も終わってしまいました。
旧正月は、今年は2月18日ですが、一般的に旧正月の行事として2月の最初の土日に厄払い・節分が行われています。
旧暦でいう一年の終わりに当たる節分に、邪気を連れ込む鬼を追い払い、福豆で福を呼び込もうという慣わしですが、ここ最近この光景にお目にかかれるのは、お子さんのいる家庭や幼稚園、TVの中だけになったような気がします。
ところで厄年に該当する方々はお参りに行かれましたか?
女性33歳、男性43歳は大厄といわれています。
確かにこの年齢になると、仕事の重圧からくるストレスや、肉体的な衰え等を感じてきます。
身体的・精神的にも変化がでやすい年齢だという事なのでしょう。
神社仏閣などに厄除けや厄払いに訪れる事も精神を大切にする日本ならではの慣わしです。
日本の慣わしは、季節や食べ物とも大きな関係があるように思います。
例えばお正月にはおもちを食べ、春の七草を味わい、夏にはうなぎを食べ、秋に秋刀魚をいただく。旬のものをいただくという事はそのまま季節をいただくという事でもあります。
それだけではなく昔の人は、健康を考えてこれらの食物をとっていたように思えます。
限られた食材の中で、自分の体を守るために必要な物を食べる、という意識が高かったのではないでしょうか。
最近では、野菜やフルーツ、魚等も一年中食べられるようになりましたが、それはそれ、やっぱりその季節・旬を食することは、健康面だけでなく、目で舌で楽しむことができる、大切な時間です。
おいしいものをおいしいと言える時間を持ち、美しいものを美しいと言える感覚を身につけて、これら自然の恵みに感謝して堪能する。
そうすることで人間性、感性がさらに豊かになってきます。

2月の慣わし、厄払い。今年一年健康で幸せでありますように・・・・・。

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今週のヒューエンス
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