今年は黄色も
次は10年以上先になるという秋の大型連休、北海道は秋晴れに恵まれました。紅葉前線も麓へと降り始め、山も人も冬ごもり前の最後のにぎわいを見せています。
紅葉の名所として人気のある銀泉台や高原沼では、マイカー規制期間中ということもあり、始発バスから大勢の人が順番待ちの列をつくっていました。
上の写真は銀泉台から1時間ほど歩いた場所の景色です。ウラジロナナカマドの赤がハイマツの緑を縁取り、さらに内側では黄色い葉が美しく彩っています。山の陰から次々と流れてくる真っ白な積雲も、空と大地の表情をより躍動的に演出してくれていました。
こちらは銀泉台の上から見渡した景色です。ダケカンバの黄色が緑の針葉樹とモザイク状に広がっていました。雲の切れ間から太陽がのぞくと、黄色は一層明るく、透き通った光で行く先を照らしてくれます。今年は、黄色がなかなか美しい。
山を見上げれば赤く、麓を見やれば黄色が広がり、道を曲がる度に、森は違った表情を見せてくれます。あれやこれやとカメラを向けながら歩いていくと、いつもの倍の時間がかかりました。心を弾ませながら先へ進みつつも、立ち去るのが名残惜しくもあり、何度も何度も振り返りながらの山旅でした。
2015年09月24日
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