俊敏なシカ
先日別海方面を移動中、鹿の大群に遭遇しました。
彼らは軽やかに草原を走りぬけます。
あまりの大群に驚き車を路肩に停めた途端、彼らも足をとめこちらに振り向きます。
お互い見つめあい、しばしの間沈黙が流れます。
そのままの状態で鞄の中のカメラを手で探りだし、写真を撮ろうと慌てだした瞬間、リーダーと思われる親鹿の号令により、再び走り出した鹿達。
後を追いたい気持ちを抑え、後姿を見送りました。
北海道でよく見かけられる鹿は「エゾシカ」で、最近ではどんどん増加しているようです。
外見はとてもかわいく、見かけるとついうれしくなりますが、一方では牧草地や畑での被害や交通事故が多発しているという問題もあります。
鹿は草食のため、畑にまいてあるまだ柔らかい稲を食べたり、道路を突然横断しドライバーをおどろかせるのです。
子供のころ、実家の周りでもよく鹿を見かけました。
あの頃はあの大きな角がとても怖くて遠くから眺めているだけでしたか、大人になってあの角が皮膚の一部であることを知り驚きました。
鹿の角は漢方にも使われると聞きます。強くたくましい象徴だけでなく、人間への生活にも関わりがあるというわけです。
増加に伴う問題もありますが、人間と自然とともに上手に共存していきたいですね。
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