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小麦畑で

 収穫を終えたばかりと思っていた畑では、もう秋撒き小麦が芽を出し始めていました。家を出て5分と走らないところで、大きな白と黒の影を二つ見つけました。鮭が遡上する秋は、内陸でも十勝川沿いで見かける機会が増えるのですが、川からは離れたところへも来ているんですね。
 子供を連れていないところを見ると、今年ペアになったばかりなのかもしれません。でも、二羽の呼吸はなかなかぴったりのようです。片方が採餌に夢中になっているときは、もう片方が顔を上げてこちらの様子をうかがっています。まだクレソンが青々と茂っている小川に片方が下りれば、もう片方は上で辺りを見回しています。お互いに声を掛け合うでもなく、自然に役割を交代しながらゆったりと過ごしているところなどは、やはり他の鳥たちにはない優雅さが漂います。
 それにしても、撒いたばかりの小麦をついばんでいるだろうこの二羽の姿、農家の方たちはどんな気持ちで見ているのか、やはり気になるところです。その場を離れて少し進むと、先の畑ではヒマワリを鋤き込む作業の真っ最中でした。ヒマワリは良い緑肥になると聞きます。この辺りは丁寧に手入れされた畑が多いのでしょう。きっと、種として撒かれた小麦も美味しいのでしょう。彼らが食べた分は、"天使の分け前"だと、寛大に見守ってもらえているのかもしれませんね。

2020年10月12日

カテゴリ
今週のヒューエンス
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