糸電話
人はそれぞれいろんな形をしています。
みんな、違う形をしているから、きれいにパズルにははまりにくいものです。
きれいにピースを埋めるため、わかり合うために、人は話し合い、一生懸命に言葉を発したつもりでも、理解されない事も沢山あります。
ほんのちょっと理解しあって、沢山の事を誤解しあって・・・。
そんな時思い出すのは糸電話。
子供のころ、糸電話を作って遊んだことはありませんか。
あの頃、糸で音が伝達され、言葉が伝わってくる事がうれしくて、意味もなくおしゃべりをしていた気がします。ただ言葉を伝えたくて、聞くことに集中して、一生懸命に会話をしていました。
大人になって、言葉を発する時、見えない糸電話があるはずなのに、その糸が絡まり、混線し、考えすぎて何がいいたいのかさえ分からなくなってしまう事があります。
理解しあうために、会話を交わしているはずなのに、いつしか沢山の誤解を繰り返し、会話が終わってしまいがちです。
本当は何を伝えたいのか、何を聞きたいのか---。
聞こえにくかった糸電話。
子供の頃のように、一生懸命に伝えて、一生懸命に聞く努力を惜しまないようにしていきたいと思います。
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