通勤途中、信号が赤にかわり車を止めた瞬間、道路際の紅葉に目が奪われることがあります。ふと見上げた視界の中に、色とりどりの紅葉が心の中にも色をさすのです。
目的地につき車から降りると、早くも雪虫を見かける事さえあります。
秋から冬へと変化する空気の匂いも感じます。
時間はとどまることなく、前へ進むのです。

北海道の紅葉は10月から11月が見頃です。
自然が身近にあり、四季をはっきりと体感することができるのが北海道です。
その四季折々の美しさは決して当り前に永遠のものではありません。
地球温暖化が進む昨今、このきれいな紅葉がこの季節に見る事ができなくなるかもしれません。
さまざまな事が連鎖して、環境が壊れ始めています。当り前にあった今の環境が何十年後にはその原型さえ保つことができないのかもしれません。

私たちは自然とともに、生きています。
そして時間はとどまることなく、前へ前へと進みます。
当たり前にあるものが、どんなにありがたいことかということを私たちは今一度考える必要があるのではないでしょうか。

未来へつながる今を大切にして、いつまでもこの美しい紅葉の季節を感じたいと願います。

カテゴリ

今週のヒューエンス

更新日

2007-10-29

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