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種まき

 カッコウが鳴いたら豆を蒔け!という言葉を待ちきれず、好天が続いた5月下旬に蒔いた大豆は、何とか本葉が出始めました。幸い、遅霜には当たってはいませんが、曇天続きの6月に入り、生育は鈍化しているようです。でも、小さくても濃い緑の葉を、地面に這うようにしっかりと広げています。
 片や4月の中旬に種を蒔いたカブは、もう、防虫ネットを押し上げんばかりの勢いで葉が茂り、あとは収穫を待つばかりです。まだ水道管凍結の心配も残る寒さの中、1mmにも満たないような小さな種からどうやって育ったのかと不思議に思うほど、立派になっています。
 小さな菜園スペースでは、ほとんどの作物は苗を数本ずつ購入して植えていますが、温室育ちの彼らは、初夏であっても気温の変化の大きい外の環境に慣れるまでに、思いのほか時間がかかります。暑さが厳しくなる頃まで、ひょろひょろとした姿のままで、心配になることもしばしばです。一方で、種を蒔いた作物たちは、条件がそろわなければ発芽することもありませんが、一度芽を出した後は、覚悟を決めたかのように、寒い夜も冷たい雨にも耐え、太陽がのぞけば、わずかな光も熱も逃さんとばかりに、一気に成長を進めます。芽を出した時の環境によって、その後の成長への反応も、違ったものになってしまうのでしょうか。でも、温室育ちもど根性系も、いつも一生懸命には変わりはありません。毎日の小さな成長に、小さな幸せをもらい続けています。


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