冬の使者
すっかり収穫を終えた畑に白鳥の群れを見つけました。越冬のためシベリアなどから渡って来る白鳥は、もうすぐそこまで冬の冷たい空気が迫ってきていることを知らせてくれます。
20羽ほどの群れの中には、まだ羽が灰色の若鳥もまじっていました。大人たちがマイペースに落ち穂をついばんでいる後ろを、周囲を警戒しながら並んで歩く姿は、体は大きく成長してもまだまだ雛の面影が感じられました。
帯広周辺では、毎年、十勝川沿いに多くの白鳥が飛来します。越冬のため、とはいえ、あと1ヶ月も過ぎれば農地は雪に、小さな川は氷に覆われるでしょう。十勝の冬もなかなか厳しいものです。若い鳥たちも無事冬を越して、春には美しい白い羽を披露してくれることを期待したいと思います。
2011年11月14日
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