ベストな形
先週、当社ではISOの継続審査がありました。
毎年のことながら、審査というのはなかなか慣れるものではありません。何度も経験している審査でも、書類を挟んで次々と質問を投げかけられると、やはり緊張してしまいます。長い2日間の行程を終え、3規格とも無事継続が認められたときには、肩の荷が下りたような安堵感を覚えました。
よく、ISOを取得すると作らなくてはいけない書類が増えてしまう、ということを耳にしますが、今回、審査員の方が強調されていたことは、少し違っていました。大切なのは、会社が既にもっている改善に向けた生きた仕組みを明確にして、これがISOに求められている要素を満たしているかを確認していくこと、ということでした。既存の書類に合わせて人が動くのでは、もともと会社にある良い流れを止めてしまうことにもなりかねませんし、刻々と変化しうるリスクに対応しきれない死角も生じかねないのです。
ISOに関しては数々の指南書が出ていますが、私達のベストな形というのは、私達にしかつくれないものです。試行錯誤の部分もありますが、枠にとらわれずに、自分たちの強みを活かして、来年はもっと沢山のGood Pointを頂けるよう続けていきたいと思います。
2012年2月20日
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