固定観念
東京からは満開の桜の便りが聞こえてきましたが、帯広は4月に入ってからも30センチを超える積雪があったりと、まだまだ冬と春の間を行ったり来たりしています。今朝も、数時間ほど激しい雪が降り、新一年生にはちょっぴり寒い、入学式となったかもしれません。
とは言え、晴れた昼間は気温が10℃を超える陽気で、いつもであれば車で出かけるところへ、春の暖かさに誘われて歩いて行ってみました。
車での移動に慣れてしまうと、徒歩移動ではとても時間がかかるように感じていましたが、車が通れない細い道でもすいすい進むことができ、思ったほど時間がかかるということもありませんでした。外の澄んだ空気を感じながら歩くと、遠くの山がきれいだったり、川の流れる水の音が聞こえてきたり、それだけで心が落ち着いて、疲れよりも楽しさが感じられる時間でした。
大都市のように、公共交通機関でいつでもどこへでも行ける環境ではない帯広では、ついつい「自家用車でないと」と考えがちですが、固定観念に囚われてしまっているだけなのかもしれません。新学期、冷たい雪の降る中を、遠くから元気に歩いて登校している子ども達を見て反省するのと同時に、時には効率を離れて自分の足で歩くことが、心にも体にもとても良いことなのだと実感しました。
2012年4月9日
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