花の山
花の百名山の一つでもあるアポイ岳に久しぶりに登ってみました。
この日は朝から低く厚い雲が立ち込めており、目的の幌満お花畑に着くまでの約3時間半、雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気。5合目まで頑張って登ってきた子ども達も、雨がひどくなってきたため途中で引き返したようでした。
それでも、6合目を過ぎるとアポイ岳の特徴でもある蛇紋岩の岩肌には、アポイクワガタやアポイアズマギク、チングルマやミヤマオダマキが群生して広がっていました。栄養分などほとんどなさそうに見えるごつごつした岩の上に、花畑が広がっているというのはとても不思議ですが、この岩のおかげで、本来であればもっと高い山でなければ見られない高山植物が多く見られるのだそうです。実際、キタヨツバシオガマ(写真右下)は別の場所で見た同種のものよりも、ずっと鮮やかで美しく見えました。
戻りの3時間は雨が上がり、徐々に太陽の光も差し込んできました。もっと早く晴れてくれていればと思わずにはいられませんでしたが、山頂からの景色は次回以降に期待するとして、何はともあれ花びらに光る雨露の美しさを心行くまで堪能し、充実した1日でした。
チングルマ(2枚目)
キタヨツバシオガマ(3枚目)
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