青の風景
日曜日の朝刊に、美瑛町にある"青い池"の記事が掲載されていました。先頃手にした写真集にもこの池の写真が載せられていましたし、今夏、世界的に有名な会社の製品にこの青い池の写真が使われ、一躍有名になったとの話も耳にしていましたので、以前から行ってみたい場所のひとつでした。
この日はあいにくの雨模様。白く濃い霧が立ち込める中に淡いターコイズブルーの池が静かに浮かんでいました。それは、以前、写真集で見た青とも、新聞で見た青とも違っていました。
この池は、人工的に作られた堰堤に水が溜まり偶発的に出来たもので、太陽の光が当たることで青く見えるのとのこと。きっと、訪れた時の天候によって、その色を変えるのでしょう。
青い海、青い空。自然の中に見出す青に、私たちはいつも憧れを抱きます。最後に開発された発光ダイオードが青だったこと、いまだに青いバラの開発が続けられていること。青という色は、私たちに安息や清浄をもたらす色であると同時に、創り出すことが難しい色であるからこそ、憧れるものなのかもしれません。
そういえば、オゾンも青い色をしていました。水や空気をきれいにする力を持つオゾンが青いのも、もしかしたら自然の中の必然なのかもしれません。
2012年9月18日
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