澄んだ空気
最後に黄金色に色づいたイチョウの葉もすっかり落ち、気がつけばしっとりとした雪が積もっていました。うすく積もった雪は、昼間の太陽で消えてしまうかとも思いましたが、先週末は真冬並みに冷え込み、今日も静かな雪で週が明け、早くも根雪の様相です。
根っからの道産子は、スキーにスノーボード、スケートなどなど、ウィンタースポーツの季節に心が躍っている頃でしょう。でも、滑ることに馴染んでこなかったにわか道産子の私は、歩いても車を運転しても緊張を強いられる冬の始まりに、早くも春が恋しくなりそうです。
とはいえ、雪が降れば降るほど、空気が清浄さを増していく季節は決して嫌いではありません。大気中のチリが核となって雪の結晶が作られると言いますから、雪が地上に積もるほどに空気が澄んでいく気がするのも、あながち感覚だけのものではないのかもしれません。外は痛いほどに寒い、けれども、清々しい、そんな季節が目の前です。
2012年11月26日
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