規則性と多様性
少し寒さが緩んだ先週末頃、さらりと降った雪は、見事な結晶の形をしていました。こういう日の雪は、光を沢山反射して、いつもよりもキラキラと輝いて見えます。北海道に住んでいると、いたるところで自然の美しさを感じることができますが、六角形の樹枝状の雪が舞い降りてくると、今でも、童心に戻ったかのように心が躍ってしまいます。
自然の造形の美しさは、規則的な形や色に寄るところも大きいと思いますが、雪の結晶はひとつとして同じ形のものは無いそうです。できたときの条件が少しずつ異なるからだと言ってしまえばそれまでではありますが、全ての物質が共通して物理の法則に則って形づくられているにも関わらず、全てが同じものにならないということが、実はとても不思議なことのように感じます。規則性と多様性、一見、相反する性質のように思えるものが、絶妙なバランスで共存する自然界は、その神秘性ゆえ、私達を魅了して止まないのかもしれません。
そして、雪の美しさに関しては、百聞は一見にしかず。写真の腕を磨いて、いつかその美しさを皆様へもお見せしたいと思っています。
2013年1月21日
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