青をめぐる
6月だと言うのに、ストーブをつけたり消したりの寒々しい天気が半月ほど続いていました。1週間ほど前に見たトウモロコシの葉は、大部分が黄色くなり、素人目にも太陽の光も熱も足りていないのがはっきりと分かるほどです。誰もが待ち望んでいた太陽は、週末の朝にやっと、顔を出しました。
夏の匂いをいっぱいにためた針葉樹の森を抜けると、イソツツジの白い花が瑞々しく咲いていました。太陽の当たる谷側は満開、ハイマツの影になる山側も、これから咲くつぼみでいっぱいです。ハイマツのトンネルを何度もくぐり、6合目を過ぎると、眼下にオンネトーが見えました。見るたびに変わる湖面の色は、この日はまさに宝石のようなエメラルドグリーンです。
そして、頂上からは、雌阿寒富士を背景にターコイズブルーの青沼です。
そして、ネイビーブルーの空が、手の届きそうな高さに広がっています。
足元では花々が目を引く季節でもありますが、この日は、どこを向いても青が眩しく、そして美しく映える一日でした。元気をいっぱいに充電し、太陽に感謝の一日でした。
2018年06月25日
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