晴時々雪一時霧後曇
前日に積もった雪で湿度が上がったので、朝、霧が出ることは予想したとおりでしたが、驚いたことにダイヤモンドダストも発生していました。通常はマイナス10度を下回るような凍れる朝に出やすいと言われていますが、この日はマイナス7度くらいで、体感としても暖かい朝だったのです。枝先の雪が、さらさらと落ちてきているのかとも思いましたが、それにしてはいつまでも漂いながら朝日を集めていましたから、そうではないのだと分かりました。
一足先に霧の晴れた街を走らせて、いつもの場所へ着いてみると、再び霧の真っただ中で、除雪もされていません。積もった雪は15センチぐらいですが、ところどころにある吹き溜まりにひやひやしながら奥へ奥へと進んでいきます。両側には雪の壁があり、進んだ先に車をUターンさせる場所がなかったら、来た道をそのままバックで帰らないといけなくなる覚悟も、ちらちらとよぎります。霧の中からは、春めいた鳥たちの声が聞こえてきます。メスにアピールしているのであろうカワアイサの忍者走りの(水面を走る)音も混じります。霧と雪がなければ、なんてことはないだだっ広い河川敷ですが、こんな日はほんの少し、冒険感がプラスされています。
さて、実は、気象学上は、ダイヤモンドダストは雪と同じ分類だと知ったばかりです。ならば、この日の天気はどう表されるのだろうと気象庁のHPで調べてみたら、“晴時々雪一時霧後曇”とのこと。やはり雪なのか、と思うと同時に、随分盛沢山に天気が入り乱れた日曜だったのだと、おかしくなりました。春めいてきた、とも言えますが。
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