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北大とヒューエンスの共同研究型インターンシップ<中>総括と印象

 研究の最中、帯広に本社があるヒューエンスとのやり取りはリモートが中心でした。小原さんは「対面のほうがモチベーションがあがる」、辰巳さんは「実際に作業されている方へ質問がしづらかった」、梅村さんも「共同研究というほど、一緒にデータを見たり作業したりする時間がなかった」という感想を述べており、現場の見学も含めてヒューエンス側の反省点になりました。
小原さん(左)、辰巳さん

 ヒューエンスへの印象について、梅村さんは「最終発表のスライドを作っていた、あらためて事業規模の割に従業員数が少なく、少数精鋭でやっていることが意外に感じた」と言います。辰巳さんも「排水処理はもっと技術者がたくさんいるイメージだった。この企業規模であのデータを見ているのか」と驚いたそうです。小原さんは「自分は大手志向なので、自分の就職を考える際なら『1~30人』という規模の企業は検索しない」と笑っていました。
梅村さん(左)、吉田さん

 3人とも今回のインターンシップ参加にはプラスの評価をしていました。小原さんは「これまでグループで取り組んだことはほとんどなく、刺激的だった」、梅村さんも「教育の機会としてありがたく面白かった」、辰巳さんは「実際に作業をしている人の経験を反映させなければ、という経験を得られた」。吉田さんは「時間が足りず、それぞれが考えた複数のモデルを結集することができたら良かった。それでも、ふだんやらないことをやってきたことに学びがあれば」と総括しました。
◇   ◇   ◇

 荻野さんにはメールで感想などを伺いました。
 大学では、主にpythonを使用したプログラミングの勉強と、様々なDX関連技術も磨いてきました。研究関連技術の社会実装に関わってみたいという思いから今回のインターンシップに参加しました。企業紹介でインターンシップに求める内容が明確であることも魅力的に感じ、ヒューエンスを選びました。
 インターンシップでは、4人のチームで取り組む上で、円滑なコミュニケーションを心がけ、それぞれの意見を最大限活用する形式で進行できたことは良かったと思います。ただ、データや4人とにらめっこしてしまい、データからは発見しにくい現場の技術者の意見を取り入れることができなかったのが反省点です。全体としては、短期間で一定の成果を得ることができたことから、非常に楽しいインターンシップ体験となりました。研究に対する多様な視点からの意見は、今後の自分自身の研究にとって重要になると考えています。

<上>研究の実際
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#北大#DXコンソーシアム#共同研究インターンシップ
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