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またやってきました

 渡り鳥たちの北帰行の中継地点が賑わう季節になりました。毎年のように出かけていても、毎年のように鳥たちが集まる場所は変わっていくので、広い十勝の平野を走り回るところからいつも探索は始まります。雪の白で保護色になるハクチョウたちや、土の茶色で保護色になるヒシクイやマガンたちを、遠くから双眼鏡片手に目を凝らして探していくというのは、寄留地として有名な湖や沼に行けば必ず渡り鳥が見られるのとは、また少し違った面白さがあります。
 さて、写真の鳥たち、まだ餌が雪の下に埋まったままの場所でも沢山集まっているのは、人海(鳥?)戦術で雪を融かす作戦でしょうか?そして、みんな体を同じ方角へ向けていているのは、草原の牛たちのように、磁場を感じているからなのでしょうか?毎年見ていても、分からないことは山のようにあり、通えば通うほど、解決する数よりも増える疑問の数の方が多いかもしれません。
 新しい飛行技術が汎用化していったら、いつか渡り鳥の群れとともに旅をしてみたいという夢も、叶う日が来るでしょうか。鳥たちが鳴き交わす声の翻訳が進んだら、会話が聞き取れるようになる日が来るでしょうか。技術や研究の進歩に期待する気持ちもあり、一方で、浮かんだ疑問にあれやこれやと自分なりに答えを見つけていく過程をまだ楽しんでいたい気持ちもあり、もうしばらくは追いかける対象であり続けてほしいと思うのです。


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カテゴリ
今週のヒューエンス
タグ
十勝の景色生き物
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