夏の道
ここ最近の十勝の夏は、最高気温が30度を超えてもそれほど驚くような事ではなくなりました。温暖化の影響か、年々徐々に上昇している気がします。
自宅から駐車場、駐車場から会社までのほんのわずかな距離の中でも、アスファルトの照り返しが厳しく感じます。
最近では、ほとんど車の通らないような道でも、舗装され、整備されています。
アスファルトは車などでは走りやすく、交通ルールもはっきりとわかりやすくなっていて、すでに私たちの生活文化に自然になじんでいます。
それに比べ土の道は、決して平らではなく、石が転がっていたりするため、車への振動も大きく、土煙りも立ちます。歩道もはっきりしていないため、歩行者にとっては、危険な道もあることでしょう。
市内では、安全のためか、子供たちが仲良く手をつないでアスファルトの歩道を渡っている光景を見かけます。
同じように田舎の子供たちも手をつないで歩いていますが、あいた片手には必ず、木の枝や花を持っています。それを楽しそうに、揺らしながら持ち歩くのです。
アスファルトで覆いかぶさった道では、なかなか目につきにくいですが、土の道なら当たり前にそこに植物たちがあるのです。
私たちは、日頃より時間に追われ、味気のないアスファルトの道をただ走っています。
しかし時には土の匂いを嗅ぎ、周りの景色を見ながら、片手に草を摘みたいものです。
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