節目
日本は、「春夏秋冬」と、豊かな四季がはっきりと分かれており、私たちの祖先は、その季節の違いを敏感に感じ取り、風土に合ったしきたりや習慣をあみ出したり、旬の食物を味わってきました。
俳句等にうたわれている豊かな表現力も、それらから影響を受けていたのだと思われます。
現代の私たちは、こんな豊かな環境に恵まれながらも、昔ながらのしきたりや風習について、ただの行事として受け取っていることで、大切な感性さえもが薄れがちになっている気がします。物質的に豊かになることで、厳しい自然の摂理やありがたさを感じる事さえ少なくなってきています。
なんとなく過ぎてしまう日々の中、節目節目の行いを大切にする事だけでも、祖先が感じていた風情を今も感じ取る事ができるような気がします。
この年の暮れ、いつもと同じように陽が沈み、そして新年の朝日が昇る事でしょう。
背筋を伸ばし、気持ちを引き締めて、迎えたいと思います。
今年一年、大勢の皆様にお世話になり、本当にありがとうございました。
来年も、ヒューエンスをどうぞ宜しくお願い致します。
- カテゴリ
- 今週のヒューエンス
- 更新日
- 閲覧数
- 469