十勝の夏
7月も半ばをすぎ、北海道の短い夏が、あっという間に終わってしまいそうな日々が続いていた先週末。
昨日の午後から今日にかけて、久しぶりに太陽が顔を出しました。
十勝管内の畑では、金色に染まった秋まき小麦が、そろそろ収穫の時期を迎えます。
今年の十勝は、春先の天候不順の影響もあり、作物の生育に幾分不安要素もあったものの、その後、十勝らしい青空を拝める日も増え、すくすくと成長してくれています。
夜通し鳴り響くコンバイン(小麦の収穫機)の音が、十勝の夏の風物詩のように記憶され、この収穫作業の終わりと同時に、夏の終わりを感じるのは、きっと私だけではないのではないのでしょうか。
私たちが一方的に感じている季節感というものは、自然界が作り出してくれるものであり、それは人間の力では、どうにもすることはできません。
だからこそ、与えられた環境の中で、その強さと厳しさを学びながら、生かされていることを感じ取ることが、大切なのではないでしょうか。
2011年7月19日
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