太陽に見習う
私達人間は、誰かに必要とされる事で、自分の存在価値や、生きる意味を確認したいと考えてしまう事が、多いのではないかと感じます。
誰かに必要とされるには、まず自分が、その人を必要とすること、そして、その人に信じてほしいのであれば、その人を心から信じなければ、絶対に信じてもらえることなど、ないはずです。
そして、たとえ信頼関係が生まれたとしても、それはとても不安定なものであり、不安定であるからこそ、その関係を保つために、お互いが努力しあい、やっと関係が成り立っていくものなのだと思います。
時に人は、その与えられた関係を当たり前のものだと勘違いし、わがままに見返りを求めてしまうことがあります。
―優しくしたから、優しくされる。―
見返りを求めた優しさには、心を感じないため、そこに新しい何かは生まれません。
そんな当たり前の事を、私達は時に傲慢になり、勘違いしてしまうのかもしれません。
見上げた青空に、いつもと同じように、大地を照らし、光とエネルギーを与えてくれる太陽があります。
太陽は、私達に見返りを求めることなどあるのでしょうか。
2011年8月1日
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