環境に優しい牡蠣
ここは、宮城県松島町。日本三景のひとつとしても知られた町です。
この写真ではちょっと見えにくいかもしれませんが、牡蠣の養殖場があります。
「海のミルク」といわれるほどの濃厚な味わいと栄養の高さでも知られる牡蠣は、これからがおいしい季節。今の時期から2月頃までが牡蠣自身の栄養が充実しているといわれており、まさに旬です。
牡蠣といえば、松島、広島、的矢そして北海道厚岸が有名ですが、ここで松島と厚岸の"牡蠣つながり"をご紹介。
全国的にも有名な北海道厚岸の牡蠣。厚岸とはアイヌ語で「カキのある場所」という意味だそうです。町を流れる別寒辺牛川が海水と混ざり合って出来ているのが厚岸湖で、牡蠣の養殖場としては好条件の場所です。ここで育てられている牡蠣の稚貝は、遠く宮城県松島から仕入れることが一般的だそうです。最近では、生まれも育ちも厚岸という牡蠣も出てきているようですが、まだまだこの関係はなくなりそうにもありません。
牡蠣の素晴らしさは「環境に優しい」ことでもあります。二枚貝である牡蠣には、海水を浄化する働きがあるそうです。
人間社会が自然を汚し、海へと流している昨今、海の環境を守っているのは牡蠣自身なのです。
私達も海、水、そして地球を汚さない思いやりをもって暮らしていきたいと思います。
そして自分達だけでなく、次世代そして、地球上に生きている全てのもののためにも資源を大切にしていきましょう。
まずはおいしい牡蠣を食べる前に、「ありがとう」と感謝の気持ちをもって召し上がりましょう。
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