「保存樹木」
会社の近くに帯広市によって指定されている「保存樹木」が2本あります。
普段、車で通勤しているので気がつきませんでしたが、先日散歩をしていてこの樹木の素晴らしさにあらためて感銘をうけました。
「保存樹木」とは、市が地域のシンボルとして、この土地に長く息づいてきている樹木を大切に守るために指定し保存しているものです。帯広市には現在8本の「保存樹木」があるそうです。
一番近くにある「保存樹木」は市内柏小学校の創立記念(大正10年)に植樹されたもので、推定90年以上のポプラの木です。現在この地には小学校はありませんが、多くの小学生の成長を見届けてきた木らしく、誇り高く聳え立っています。幹には、沢山の緑の葉が生い茂り、古木の風格を見せ付けてくれます。
もう一本の樹木は、推定年齢30歳以上のプラタナスです。プラタナスの中でもスズカケノキ科ということですが、まだ、「鈴掛」を見た事がありません。秋に丸い実をつけて鈴なりに枝からぶら下がっている様子が「鈴掛」のようだとの事ですが、帯広ではあまり見ることの出来ない樹木ということですから、実をつけることは珍しいことなのかもしれません。
本州では、葉が落ちた後もその実だけがしなやかに風にゆれてなかなか風情がある情景を醸し出すという事で・・・・是非一度見てみたいです。
北海道では自然の息吹がそこら中から聞こえてきます。
自然に嫌われないよう、大切に末永くお付き合いしていくために、大地の声に耳を傾けて聞き逃さないようにしたいと思う今日この頃です。
当たり前にあるものの美しさ、尊さ、大切さを今一度見直して、それが永遠に続くように願いを込めて、地球を「保存星」に指定できればいいですね。
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