猫のいる風景
先日、あるお客様の所へお邪魔した時、牛舎前で仔猫の軍団を発見しました。
4匹の子猫たちは太陽の日差しを浴び、全員がビタミンDの補給に大忙しです。
そのあまりの可愛さにシャッターをきってしまいました。
私の記憶には、牧草庫=子猫という方式があり、牧草庫の扉が開いていると仔猫がいないか探してしまいます。親猫にとって牧草庫は、安全に子供を産むことができる絶好の場所なのでしょう。
周りに人がいても特に気にする風でもなく、牛舎を散策してまわります。
なんだか懐かしい光景です。
世の中はどんどん進化し、近代化されてきました。
おかげで私たちの生活はとても便利になり、街中もきれいに整備されてきています。
しかし便利になった分、失ったものもあるような気がします。
私の実家は、25年前まで井戸水を使用していましたが、今では水も出なくなりました。
近所の小川には、ニジマスがたくさん泳いでいましたが、昨年見違えるような立派な橋が完成し、今はもう、水面から飛び跳ねるニジマスを見ることはできません。
子供のころ、牧草庫で見つけた子猫に、大人たちには内緒でご飯をあげていました。
今回この子猫たちを見つけ、今も同じ風景を見る事ができたことに安心と安らぎを感じました。
30年後も同じ風景を当り前に見ることができるといいなと思います。
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