山の天気
紅葉が始まったと聞いて、帯広から車で1時間ほど北にある然別湖へ出かけてみました。
青空と緑の中にところどころ色づき始めた赤や黄色が美しく映える湖のほとりを歩いていると、次第に霧が立ち込め、ついに雨が降り出しました。
あわてて建物に入り、ガラス越しに山や湖を眺めていると、雨はあっという間に白い雪に。
思いがけない初雪を目にして興奮している間にも、上空の風はどんどんと雲を押しやり、また太陽が顔をのぞかせたと思ったら、今度は湖から山に向かって虹の橋がかかっていました。
雨に濡れた木々の葉が艶やかに輝く景色と相まって、それは今年1番感動した美しさだったと言えるでしょう。
山の天気は変わりやすい、とは山へ出かける時の警告ではありますが、そのドラマチックに移りゆく景色は、山が人を魅了してやまない理由の一つかもしれません。
2011年10月3日
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