葡萄の味
十勝平野を見渡せる小高い丘に、ワインの原料となるブドウ畑が広がっています。気温が下がり、糖分をしっかり蓄えたブドウたちは、今、収穫の時期を迎えているようです。
ワインと言えば、産地や作られた年、また年月を重ねるに従って味が変化する、その奥深さから世界中の人を魅了してやまない飲み物です。十勝では、池田町が地場産業の育成のために40数年前に醸造を始め、今では十勝ワインとして親しまれています。
アルコールに弱い私のワインの楽しみ方は、もっぱら煮込み料理です。ワインを愛する方々からは、勿体ない!との声が聞こえてきそうですが、お肉でもお魚でも、ワインの一振りがあるだけで、ぐっと味に深みが増します。これから新物のじゃがいもや豆類など十勝の野菜が店頭に並びますが、きっとどれと合わせても美味しい料理になるはずです。
収穫されたブドウたちがワインとして手元に届くのはまだ先のことですが、地元産の野菜とワイン、どちらも楽しめるなんて、つくづく十勝は贅沢な土地だな、と嬉しくなります。
2011年10月17日
- カテゴリ
- 今週のヒューエンス
- 更新日
- 閲覧数
- 517